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発行者:EPARK車検事務局
編集責任者:宮崎
クルマの知識 (Knowledge of a car) -福島県編- 福島・いわきナンバーの中古車は合格基準は全国で一番厳しい、だから安心!
2011年3月11日に起きた東日本大震災。それにともなう福島原子力発電所の事故の影響で、福島やいわきナンバーの中古車の下取り価格が一時大きく下落しました。これはユーザー側が放射能汚染を心配し、福島やいわきナンバーの中古車を敬遠していたことが原因です。しかし、福島県内にある自動車オークション会場では販売する前に放射線量の事前検査を行なっています。この検査は合格基準を国が定めているものよりもはるかに厳しく設定しているため、放射能に関する危険性はかぎりなくゼロと言えるでしょう。それでも消費者の不安はぬぐえず、残念ながら福島・いわきナンバーの中古車は他県の車にくらべて値段が安いにもかかわらず買い手がつかないという状況が続きました。この傾向は、廃車についても同様です。通常は廃車になると、まず解体業者が車を引き取ってエンジンや足周り、ボディといった各パーツごとに分解します。エンジンや足周りはさらに細かく解体され、まだ使用できる部品はリサイクルして中古パーツ市場へ。ボディはスクラップ鉄として金属買い取り業者に売られていくのですが、この価格が全国の平均値を大きく下回っていたのです。そのせいで解体業者による廃車の買い取り価格自体も他県にくらべて低く設定されていたほか、自動車販売店によっては処分料を取られることもありました。放射線レベルには何ら問題なく、典型的な風評被害と言えるでしょう。
編集だより
一時「福島産の米や野菜、果物は放射能汚染の可能性があるため危険」といった根も葉もないウワサが流れましたが、そういうったウワサを信じ込んでしまう人たちの気持ちも分からないではありません。なんといっても、直接口に入れて体内に取り込む“食品”なのですから。しかし、自動車にまで放射能汚染などというウワサがたつのには本当にビックリです。福島県は食品はもちろんですが、自動車についても非常に厳しい検査を課しているため、福島・いわきナンバーの車に乗ったからといって人体に影響が出るわけがないのですが……。これらの傾向は徐々に薄れていき、震災から2年半が過ぎた今では中古車の売れ行きもスクラップ鉄の価格も震災以前と同じ程度に回復したとのこと。何よりですね。