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発行者:EPARK車検事務局
編集責任者:宮崎
クルマの知識 (Knowledge of a car) -福岡県編- 1世帯当たりの車所有数が1世帯にほぼ1台

福岡県の1世帯あたりの自家用車保有数は、1.1台となっており、日本の平均値に、ほど近い数値となっています。数値から考えると1世帯に1台という福岡県ですが、実際1世帯あたりの保有台数は地域によって違っているようです。人口が密集している福岡市内周辺では、地下鉄や路線バス、電車などの公共の交通機関が非常に発達していることもあり、通勤などで自家用車を使用する機会は少ないようです。もっぱら、休日のみの利用がメインとなります。世帯によっては、自家用車自体を保有していないこともあるようです。ですが、市内から少し離れた地域では、公共の交通機関の便が悪いことから、自家用車保有数は高くなっています。特に福岡県内の郡部などでは、1世帯あたり2台保有していることも少なくありません。やはり、数値では1世帯あたり1台の自家用車保有数となっていますが、地域によっての保有の状況に差があるようです。全国的に見ても地域の交通機関の状況により、福岡県同様このような差があります。自由に便利に利用できる車ですが、地域の交通の発達事情や道路状況、駐車場などの維持費によって保有数は異なっています。各都道府県の平均値だけで、保有数、車事情を判断することは難しいのが実状といえるでしょう。
編集だより
九州北部には大手と呼ばれる自動車工場が密集しています。そのため、九州の自動車生産実績は、日本全体の生産実績の約10%もあるそうです。そのため、九州は別名カーアイランドとも呼ばれています。しかし、全国ランキングの保有台数を見てみると、福岡県は決して保有台数が高いとはいえません。やはり生産数と所有数は比例していないようですね。
1世帯あたりの保有台数が高い地域を見てみると、ある共通点があります。それは、主に内陸で山に囲まれた地域が多く、ランキングも上位を占めています。やはり交通手段として生活に必要不可欠な地域ほど、1世帯に1台というよりも、1人に1台というように車を必要な足と考えているようです。また、公共の交通機関も保有数に大きく関係しているといえますね。