横浜市は政令指定都市の1つで、日本の市町村の中でも、もっとも人口の多い大都市です。その数約370万人。静岡県の総人口と同じくらい人が、横浜市には住んでいます。神奈川県最大の都市です。東京への通勤・通学者も多く、公共交通機関の利用者も多くなっています。都市公園面積が全国3位になっており、住みたい街ランキングも全国3位と、住環境には最適な魅力たっぷりの都市です。その一方で、交通量ランキングでも常に上位に名を上げる横浜市は、平日昼間12時間の交通量調査で、横浜町田IC~海老名JCT間(東名高速道路)や、海老名JCT~厚木IC間など、かなりの交通量が確認されています。そんな中横浜市では、日産自動車と協力のもと、地球温暖化対策の1つとして、低炭素都市を目指した次世代交通の実現に向けた取り組みをしています。横浜市では、2人乗りの超小型電気自動車を貸し出しています。これは、国土交通省がおこなう「超小型モビリティ導入促進」事業の一貫で、国内初の超小型モビリティを活用した大規模カーシェアリングの実証実験です。まだまだ試乗段階の超小型車ですが、将来的には販売も視野に入れているようです。しかもこの超小型車、軽自動車の半分くらいのコンパクト設計なのに、能力は軽自動車並みで、軽自動車と原付の中間のような自動車なのです。また、平成17年1月1日からは、「使用済み自動車等の再資源化に関する法律」(通称:自動車リサイクル法)が施行されています。これに伴い、さまざまな義務が生じています。自動車購入時等には、リサイクル料金預託の義務があります。しかし、その後に中古車(下取りなど)として売却した場合には、車両価格金額とは別に、リサイクル料金を相手から受け取ることができるのです。また、廃車の場合は、登録している取引業者に使用済み自動車(廃車する車)を引き渡すようになります。