車検を行う陸運局。車検以外には何をしているの?どこにあるの?

EPARK車検

更新日:2018/09/19 公開日:2018/01/23

車検を行う陸運局ってどんなところ?

ユーザー車検をしている方はもうすでにご存じかもしれませんが、日本国内の車はすべて「陸運局」という機関で車検を行っています。
車検の他にもナンバープレートの登録や、車の所有者が変わった場合の手続きなど、車の所有に関する情報を管理しているため、これからお世話になることもあるかもしれません。
そんな陸運局で行われる車検や手続きに関してご紹介します。

目次

陸運局とはどんな機関?

全国の陸運局と管轄エリア

正式名称は「地方運輸局」といい、国土交通省に属する行政機関になります。
地方運輸局は全国に存在し、北海道運輸局、東北運輸局、関東運輸局、北陸信越運輸局、中部運輸局、近畿運輸局、神戸運輸局、中国運輸局、四国運輸局、九州運輸局の10機関から成り立っています。それぞれの地方運輸局の中には「運輸支局」というさらに細かい管轄に分かれた組織や、自動車の検査や登録のみを行っている「自動車検査登録事務所」などがあります。
この記事内ではまとめて「陸運局」と呼ぶことにします。
陸運局では、それぞれの管轄区域内の運輸・交通に関する業務を担当しています。車の所有者にとっては身近なナンバー登録や車検などの手続きだけでなく、鉄道や船に関する手続きや施設の管理など、幅広い業務を行っています

陸運局でできること

陸運局では、自動車を保有するためのさまざまな手続きを行っています。主なものをいくつかご紹介します。
自動車の新規登録
新規登録とは、新車または中古車でナンバーがついていない自動車を登録することを言います。
登録をしないで道路を走ることはできません。
変更登録
登録している自動車の所有者の氏名や住所、使用の本拠の位置等を変更する場合、変更登録が必要になります。
移転登録
自動車を売買等により、所有者の名義変更をする場合に必要となる手続きです。
このとき、他の管轄の運輸局からの転入の場合はナンバープレートが変更になるため、申請時に自動車も必要になります。
抹消登録
登録している自動車の使用を一時中止する場合や、自動車を解体する場合、日本国外に輸出する場合等には抹消登録の手続きが必要になります。
抹消登録する目的によって必要書類等が異なります。
また、登録を行った時点で、自動車検査証の有効期限が1ヶ月以上残っている場合は、申請をすれば残り期間に相当する自動車重量税の還付を受けることもできます。
番号変更
登録しているナンバープレートを紛失したり盗難されたりした場合には、番号変更の手続きを行います。
ナンバープレートの変更に伴い、申請時に該当自動車が必要になります。
車検証再交付
自動車検査証(車検証)を盗難等で紛失してしまった場合、陸運局で再発行できます。

なお、これらの登録を行うためには通常、陸運局に行かなければいけませんが、手続きの内容によってはご自宅のインターネット上で済ますことができます。
ただし、いくつかの条件がありますので、詳細に関してはこちらの自動車保有関係手続きのワンストップサービスサイトをご参照ください。

車検について

車検は安全に自動車を利用するためには必要不可欠な検査です。検査対象の自動車は、陸運局(軽自動車の場合は民間法人である「軽自動車検査協会」)で行っている国の検査を受け、合格すれば発行される「自動車検査証(車検証)」を備えていなければ、道路を運行してはいけません。
受けなければいけない検査の種類は以下の3つです。
新規検査
(道路運送車両法第59条)
新たに自動車を使用する際に受ける検査です。
いったん使用することを中断する手続きをした自動車を、再度使用する際にも受ける必要があります。
継続検査
(道路運送車両法第62条)
自動車検査証の有効期限満了後も、引き続きその自動車を使用する際に受ける検査です。
構造等変更検査
(道路運送車両法第67条)
自動車の長さ、幅、高さ、最大積載量等の変更が生じる改造を行った場合に受ける検査です。

運輸局で行われる車検の流れ

新車の場合は購入から3年後に、それ以降は2年毎に受ける車検ですが、どのような検査が行われているかご存知ですか?
ディーラーやガソリンスタンド等の業者に依頼して行う場合は、車検も代行してすべて行ってもらえますが、ユーザー車検を行う場合は自分でやらなければいけない部分になってくるため、知っておくと安心です。
陸運局で車検を受ける際の予約から検査までの流れをご紹介します。

予約

車検を受けるためには、事前に予約が必要です。予約方法は受験される運輸局に電話するか、もしくはこちらの国土交通省が運用している自動車検査インターネット予約システムのインターネットサイトから予約が可能です。

検査の流れ

検査員の指示のもと、検査を行っていきます。
  1. 同一性の確認
    自動車のボンネットを開けて、車両とエンジンに打刻されている車体番号と原動機型式が、車検証や申請書類の記載内容と同一であるかどうかの確認を行います。
  2. 外回り検査
    検査官の支持に従いながら、前方のヘッドライトやウィンカーの点灯、さらに後方のテールランプ、ブレーキランプ、バックランプ、ハザードランプの点灯を行い、問題がないか確認します。このとき、タイヤのホイールナットをハンマーで叩いて、ナットに緩みがないかも同時にチェックします。
  3. サイドスリップ検査
    前輪タイヤの横滑り量を計測します。検査コースにある鉄板の上をラインに沿って真っ直ぐ走行し、問題がなければ前方の電光表示機に「◯」が表示されます。
  4. ブレーキ検査
    サイドスリップ検査に続き、電光表示機の指示に従いながら前輪、後輪、駐車場ブレーキの制動力を測定します。「◯」が表示されれば合格となります。
  5. スピードメータ検査
    ブレーキ検査合格後、電光表示機に「40キロでパッシング」という表示が出ます。表示に従い、スピードメータが40キロを指すまでゆっくりとスピードを上げていきます。40キロに達したら、パッシングを行ってください。
    実際の速度と速度表示器との誤差が基準値内であれば「◯」が表示されます。
  6. ヘッドライト検査
    こちらも電光表示機の指示に従ってヘッドライトを点灯し、光量や光軸が基準値内であるかの確認を行います。電光表示機に計測結果が出ましたら、ここまでの検査内容を記録器で自動車検査票に印字します。
  7. 排気ガス検査
    排気ガス検査機器で排気ガスに含まれる一酸化炭素(CO)と炭化水素(HC)の濃度の確認を行います。
    なお、ディーゼル車は別のディーゼル車専用の排気ガス検査となりますので、ご注意ください。排気ガス測定後には、再び記録器で結果を記録します。
  8. 下回り検査
    中央が空洞になっている検査機器の上で、車両下部の不具合(オイル漏れ等)がないかを確認します。
    万一、不具合等があった場合は検査員からマイクで呼び出しされますので、その指示に従ってください。最後にもう一度、記録器で自動車検査票に結果を記録します。
  9. 総合判定
    全ての検査が終了しましたら、総合判定ボックスに書類一式を提出します。こちらで最終的な総合判定を行い、問題がなければ合格となります。
    もし問題があった場合は、問題箇所が自動車検査票に記入され、その日のうちに指摘された箇所を改善できれば再度受験が可能です(1回の申請で3回まで入場可能となっています)。
以上が陸運局で行っている検査の大まかな流れとなります。
なお、検査内容や順番などについては、地域によっては異なる場合もありますので、実際に受験する運輸支局や自動車検査登録事務所に事前に確認するか、すでに受験したことがある方に聞いておくと安心です。

予備検査場について

運輸支局の周辺には「予備検査場」と呼ばれる、運輸支局で行われる検査項目と同じ内容の検査を事前に受けられる民間の検査場があります。
利用料金は1,500円〜3,500円ほどで、車検を受ける前の自動車の状態を確認することが出来ます。

各陸運局の所在地と業務時間・休日について

北海道運輸局
管轄:北海道
札幌庁舎(陸事関係):札幌市中央区大通西10丁目
小樽庁舎(海事関係):小樽市港町
東北運輸局
管轄:青森県、岩手県、宮城県、福島県、秋田県、山形県
宮城県仙台市宮城野区鉄砲町

関東運輸局
管轄:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県
神奈川県横浜市中区北仲通
北陸信越運輸局
管轄:新潟県、長野県、富山県、石川県
新潟県新潟市美咲町一丁目
中部運輸局
管轄:静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、福井県
愛知県名古屋市中区三の丸二丁目
近畿運輸局
管轄:滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県
大阪府大阪市中央区大手前四丁目
神戸運輸監理部
管轄:兵庫県
本庁舎(海事関係):兵庫県神戸市中央区波山場町
魚崎庁舎(兵庫陸運部):兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町
中国運輸局
管轄:鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
広島県広島市中区上八丁堀
四国運輸局
管轄:徳島県、香川県、愛媛県、高知県
松島町庁舎(鉄道を除く陸事関係):香川県高松市松島町一丁目
朝日町庁舎(鉄道・海事関係):香川県高松市朝日新町
九州運輸局
管轄:福島県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
福岡県福岡市博多区博多駅東二丁目

※各運輸局の管轄区域は陸事関係のものを記載しているため、海事関係の管轄区域とは異なる場合があります。また、沖縄県は「内閣府沖縄総合事務局運輸部」の管轄になります。
さらに、こちらの全国運輸支局等のページには記載されていない運輸支局が各都道府県に設置されています。リンクから最寄りの運輸局・運輸支局を探すことができますので、ご参考ください。

検査窓口の受付時間:午前8:45〜11:45、午後1:00〜3:45
陸運局の業務時間:午前9:00〜12:00、午後1:00〜4:00
陸運局の休日:土日祝、12月29日〜1月3日
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