- 自動車検査証(車検証)
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車が保安基準に適合していることを証明する重要な書類で、運転時は携行が必須。
期限があるため、車検を受けて更新をする。
- 自動車納税証明書
※省略可能 -
自動車税を納付したことを証明する書類。
提出を省略できるが、支払直後に車検を受ける場合はシステムで納税状況を確認できない場合があるため用意する。
- 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
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自動車やバイクの自賠責保険加入を証明する書類。
全ての自動車は自賠責保険の加入が法律で義務付けられている。
車検証と同じく携行が必須のため、車検証入れの中に保管されていることが多い。
詳しく、以下で解説していきます。
自動車検査証(車検証)
車を「新車」として購入すると、この自動車検査証が発行されます。車の大きさ、重量、所有者の名前および住所、車の排気量、ナンバープレートの番号、そして車検満了日まで細かく記載されているものです。
公道を運転する自動車には、この車検証を常に持っていなければならないと決められていて、運転する上ではかなり重要なものです。
車両や書類に問題がなければ車検証の期限が更新され、継続して乗ることができます。
なお、従来はA4サイズの車検証でしたが、普通車は2023年1月4日、軽自動車は2024年1月よりA6サイズの厚紙にICタグを貼り付けした電子車検証に切り替わっています。
自動車納税証明書
車検を受けるには、自動車税・軽自動車税の納付が必須です。そのため車検時には納税状況の確認が必要ですが、自動車税納付確認システム(JNKS・軽JNKS)で支払状況が確認できるので、納税証明書の提示は省略できます。
ただし、納税から車検までの期間が近い場合はシステムに反映されていない可能性があるため、用意しておきましょう。
反映されるまで2〜4週間程度かかると言われています。
毎年4月1日現在に自動車を所有していると、5月頃に納付書が届くので、車検予定が迫っている場合は税金を支払いの上、納税証明書を手元に置いておきましょう。
自動車納税証明書についてはこちらでも詳しく説明しています。
自賠責保険証明書
自動車を所有している場合には、万が一のために保険の加入が義務付けられています。自動車保険には、自賠責保険という「強制保険」と任意で加入する「任意保険」があります。
車検のときに必要な証明書は強制保険の部分である自賠責保険証明書の方です。
車検更新時には、業者の方が次の車検の有効期間に合わせた期間の自賠責保険の加入手続きをします。
2024年11月より自賠責保険証の電子化が認められたので、今後手続きの効率化が進むでしょう。
2025年3月現在、車検時は基本的に紙の証明書が必要なところが多いと思われますが、今後利用できる車検の指定整備工場が増えてくるでしょう。