買い換え？そのまま車検？4回目の車検を迎えた愛車について

買換えを考えた場合、愛車がどのくらいの値段で売れるのだろうかと、心配に思われると思います。車検が4回目の場合、新車で購入から7年〜8年経過した自動車と仮定します。

減価償却資産という観点から考えると、自動車の資産価値は4〜6年といわれ、6年がある意味損益分岐点ともいえます。そのため、新車で購入から7年〜8年経過した自動車の資産価値は0円と考えられます。

一方、中古車の販売店や中古車買い取り業者で、新車で購入してから7〜8年経過した自動車を売却するために査定してもらっても、殆どの場合で査定額は0〜数万円となります。私見ですが、新車で購入してから3年〜5年がある意味損益分岐点と考えられます。0〜数万円の査定では、買換えで必要な自動車を購入することは難しいですね。

例えば、買換えで必要な自動車をコンパクトカー（車両重量：1,500kg以下、価格：200万円程度）と考えた場合、エコカー減税の対象となっていても車両代金以外に14万円程度の諸費用がかかりますので、愛車の査定額が0〜数万円では、諸費用さえも賄えませんし、200万円の自動車購入費用が重くのしかかります。

新車で購入してから7〜8年経過した自動車をそのまま4回目の車検を通す場合、車検費用が多くかかってしまうのではないかという心配があるかもしれません。

ある自動車メーカーのディーラーで車検を行う場合、法定費用(自動車重量税、自賠責保険、印紙代)と点検基本料金(24か月定期点検、保安確認検査料、検査代行手数料)に加え、点検を実施した結果、必要な整備、パーツなどの交換などにかかる費用がかかります。この内容を見ただけでも、車検の費用は高くなりそうな感じはします。

ただ、法定費用はディーラーで車検を行っても、ガソリンスタンドなどで車検を行っても変わりませんので、ポイントは、点検基本料金や必要な整備やパーツなどの交換などにかかる費用です。点検結果で、必要な整備やパーツおよびオイルの交換が高額になる場合は、買換も検討してください。

例えば、必要な整備やパーツおよびオイルの交換にかかる費用が0円であれば、コンパクトカー(1,500kg以下)の場合、法定費用は52,000円程度、点検基本料金はお店によって違いがありますが高く見積もっても30,000円程度なので、合計82,000円程度の車検費用となります。

ご紹介したように、買換えで必要な自動車(コンパクトカー：1,500kg以下)が、エコカー減税の対象となっていても、車両代金に加え14万円程度の諸費用がかかります。一方、車検でかかる費用は、点検の結果、必要な整備やパーツおよびオイルの交換などにかかる費用がかからなければ、82,000円となります。

このようなことから、愛車のコンディションによっては、買換えるより、そのまま車検を行ったほうが、お得だと考えられます。

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