4ナンバーは車両分類で小型貨物を指します。そんな小型貨物の車検はどう通す?

EPARK車検

公開日:2018/03/30

4ナンバーってどんな車?車検はどう通すの?

4ナンバーってどんな車?車検はどう通すの?

3ナンバーや5ナンバーといった言葉がどんな意味を持つかご存知ですか?実はこのナンバーの違いによって自動車の用途や大きさを表すだけでなく、維持費としてかかってくる税金や車検費用などが変わってきます。その中でも、今回ご紹介する4ナンバーは自動車に関する税金が安く抑えられるということで、非常に経済的な面を持つことで知られています。そんな4ナンバーの維持費に関するメリット・デメリットをご紹介します。

目次

4ナンバーとは?他ナンバーとの違い

4ナンバーと他ナンバーとの違い

自動車には、用途や車両の大きさによって0〜9番までの「分類番号」と呼ばれる番号が割り振られています。その中でも、小型の貨物車のことを4ナンバーと言います。
分類番号はナンバープレートの上部に小さく書かれた番号(地域名の隣の数字)の最初の1桁目で表されており、4ナンバーの場合はその番号が「4」から始まります。もしそれが「3」から始まる番号であれば「普通乗用車」、「5」から始まる番号であれば「軽自動車」など一目で分類番号が分かるようになっています。

どんな車が4ナンバーなの?

4ナンバーの車ってどんな車?

4ナンバーの特徴としては、一般的な家庭などで使われる3ナンバーや5ナンバーが「人の移動手段」として使われるのに対し、4ナンバーは「物の輸送」を使用目的とした自動車となっています。そのため、運送業などで多く使われているトラックやバンなどが該当します。
4ナンバーは「物の輸送」を目的としているため、人の乗車する面積よりも貨物用の面積のほうが広くなければならず、さらに乗車部分と貨物部分との間に仕切りや壁があること等が条件となっています。
また、4ナンバーは小型貨物車なので、車両のサイズや排気量に次のような規定があります。
  • 全長4.7m以下
  • 全幅1.7m以下
  • 全高2.0m以下
  • 総排気量2,000cc以下(ディーゼル車は無制限)
これらの条件に該当する自動車であれば、普通車、軽自動車問わず「4ナンバー」として登録できるようになっています。もしこれらの規定をひとつでも上回る貨物車は「1ナンバー」として登録することになります。
少し前は軽自動車がすべて4ナンバーであったため、4ナンバーといえば軽自動車というイメージの方も多いと思いますが、実はハイエースなどの大型の車でも、条件を満たすモデル(ハイエースの場合だと「ハイエースバン」が該当)であれば4ナンバーとして登録できます。その際には、3ナンバーで登録するよりも税金が安くなる等のメリットがあるので、そのことについて以下で詳しくご紹介します。

4ナンバーは自動車税が安い?4ナンバーのメリット

3ナンバーや4ナンバーといったナンバーの違いによって、税金や保険料などの自動車の維持にかかる費用が異なります。その中でも4ナンバーは「自動車税が安い」ことが大きなメリットとして挙げられます。
自動車税とは、毎年4月1日時点で自動車を所有している者に課せられる税金です。軽自動車の場合は軽自動車税とも呼ばれます。自動車税は毎年納めるため、車の維持費の中でも比重が重く、少しでも安く抑えられると嬉しい部分でもあります。
一般的な普通乗用車(3ナンバー)の場合、自動車税は「排気量」で税額が決まります。一方、4ナンバーの場合は「最大積載量」で税額が決まる仕組みとなっており、その税額は次の通りです。

4ナンバー最大積載量と3ナンバー排気量

このように、3ナンバーの場合は最低でも29,500円かかるのに対して、4ナンバーは最低8,000円、最大でも25,500円なので、3ナンバーよりも確実に税金が抑えられると言えます。
また、軽自動車の場合も、5ナンバーだとどの車種も一律10,800円(平成27年4月以降に新規取得した場合)なのに対し、4ナンバーの場合は5,000円なので半分以下の税額になることが分かります。
このように、軽自動車でも普通車でも4ナンバーで登録されている場合は、毎年発生する自動車税(軽自動車税)が大きく抑えられ、維持費の節約ができるという非常に嬉しいメリットを持ちます。

4ナンバーの車検費用はいくらかかる?

自動車の維持費としては外せないのが車検費用。4ナンバーも他の3ナンバーや5ナンバーと同じく、車検時には法定費用と車検基本料がかかります。こちらでは、特に必ず必要となる法定費用について詳しく解説します。

法定費用とは、「重量税」「自動車賠償責任保険(自賠責保険料)」「印紙代」の3つの費用の合計金額を指します。これらは車種毎に金額が決められているので、どこの業者や店舗を利用しても一定の金額となります。
まず、重量税ですが、こちらは名前の通り車両の重さによって税額が決められる税金です。どの自動車も車検時に納める必要があります。4ナンバーの重量税の金額については以下の通りです。自家用と事業用で金額が異なります。

4ナンバー(自家用・事業用)自動車税

普通車(3ナンバー)の重量税は0.5トンごとに4,100円なので、同じ2トンの自動車の重量税(1年分)を比較すると、
  • 3ナンバーの場合 16,400円
  • 4ナンバーの場合 6,600円
となり、4ナンバーの重量税の方が年間9,800円安くなります。かなりお得ですよね。
一方で、軽自動車(5ナンバー)の場合は重量関係なく1台につき3,300円なので、車両重量が1トン以下だと同額ですが、それを超える場合は4ナンバーよりも5ナンバーのほうが重量税は安くなります。
次に自賠責保険料ですが、こちらは強制保険とも呼ばれ、法律で加入が義務づけられている保険です。保険料をきちんと支払わないと新しい車検証がもらえないほか、公道を走ることもできません。この自賠責保険も車検のタイミングで更新することが一般的です。
4ナンバーの自賠責保険料は次のようになっています。

4ナンバー(自家用・事業用)自賠責保険料

普通車(3ナンバー)の2年間の保険料は25,830円、軽自動車(5ナンバー)の場合は25,070円なので、上記の金額(自家用)と比較すると、自賠責保険料は4ナンバーのほうが高いと言えます。
事業用では、自家用よりも走行距離が長いと予想されるため、その分のリスクを考えて保険料が高く設定されています。
最後に、検査場で支払う印紙代(検査手数料)ですが、4ナンバーの場合は小型自動車に該当するので一律1,700円となっています。以上の費用をすべて合わせた金額が、4ナンバーの法定費用となります。実際の車検時には、この金額に加えて、点検費用や交換部品代などがかかってきます。

4ナンバーのデメリットは?

4ナンバーのメリットとして、自動車税や重量税が安いということが分かりましたが、デメリットはあるのでしょうか?ひとつ挙げるとするならば、4ナンバーの自動車は3ナンバーや5ナンバーの自動車と比べて「車検期間が短い」という点が挙げられます。
3ナンバーや5ナンバーなどの自家用車は、新車登録時は3年、それ以降は2年ごとに車検を受ける仕組みになっています。しかし、4ナンバーの場合は、新車登録時は2年、それ以降は1年ごとに車検を受けなければいけません。(事業用の場合は、新車登録時も1年)そのため、同じ5年間自動車を所持する場合に車検を受ける回数は、3ナンバーもしくは5ナンバーだと2回(3年目と5年目)なのに対して、4ナンバーは4回(2年目・3年目・4年目・5年目)なので単純に2倍の回数になってしまいます。
このように通常よりも早いペースで車検を受けるとなると、その分の費用がどれぐらい増えるのか気になりますよね。実際に4ナンバーであるハイエースバン(車両総重量2.5〜3トン)と3ナンバーであるハイエースワゴン(車両総重量2〜2.5トン)の1回の車検にかかる法定費用を計算してみると次のようになります。
ハイエースバン・4ナンバー
  • 重量税…12,300円
  • 自賠責保険料…17,350円
  • 印紙代…1,700円
合計金額:31,350円(2年分にすると62,700円)
ハイエースワゴン・3ナンバー
  • 重量税…41,000円
  • 自賠責保険料…25,830円
  • 印紙代…1,800円
合計金額:合計金額:68,630円(2年分)
車種やその重さにもよりますが、この比較の場合だと4ナンバーであるハイエースバンのほうが、法定費用が5,930円安くなります。車検を受ける回数としては多くなってしまうのですが、金額でみると、大きく差はないと言えます。
とはいえ車検を毎年受けるのは大変手間と時間のかかる作業かと思います。維持費を抑えるために4ナンバーの自動車の購入を検討している方は、1年ごとに車検があるということをしっかり頭に入れておいてください。
また、回数が増えるというのはマイナス面ばかりではなく、車検を短いスパンで受ける分メンテナンスがしっかりと行き渡るので、良い状態で長く使用できるというプラス面もあります。もともと4ナンバーの自動車は重い荷物を輸送するために頑丈に作られているので、車の寿命が普通車と比べて長いと言われています。そのため、長く使用できるだけでなく、ハイエースなどは海外でも人気が高いことから比較的高い売値がつくケースもあります。
4ナンバーは、税金を抑えてお得にかつ長く乗れる自動車と言えます。
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