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更新日: 公開日:2017/10/25

車検を受けるベストな時期は?損をしないための仕組みを紹介

カレンダーをチェックするイメージ

車検は、数年に一度、安全確保のため公道を走る全ての車が受けなくてはならない、と法律で定められている制度です。
しかし、車検を受ける最適な時期やタイミングについて、実はよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
車検を受ける時期については、早すぎても遅すぎても損をする可能性が出てきます。
この記事では、車検の時期をいつにするか迷っている、いつごろ受ければ損をしないのか知りたい、という方に向けて、車検の予約に適した時期はいつごろなのか、万が一車検が切れてしまったときはどうしたらいいのかなど、詳しくご紹介します。

目次

車検はいつから受けられる?

車検がいつから受けられるか考えるぶぅ〜ん

車検は、安全に道を走るのに適した状態なのかを検査し、確認する大切な制度です。
車に乗る限り必ず受けなくてはなりませんが、いったいいつ受けたらよいのでしょうか。

車検を受ける日取りに関しては、有効期間の満了日を過ぎていなければ、基本的に自由です。

特に法律で定められた規則などはありません。
つまり車検の有効期間の満了日より前であれば、いつでもOKなのです。

ただし車検時期については、以下のような注意点もあります。

車検の時期が早すぎると損をしてしまう

車検切れにならないように日程を相談して早めに受けよう、と思うのはいいことですが、車検を受ける時期が早すぎると、損をすることもあるのです。

車検は、普通車の新車の場合は3年間、それ以降は2年間の有効期間があります。

その際に、車検費用として支払ったお金の一部は「有効期間分の自動車重量税」です。
つまり、車検有効期間分の自動車重量税を、車検時に先にまとめて支払っているのです。

例えば、満了日の3か月前に受けたとすれば、車検を受けた日から数えて2年分の自動車重量税を払うことになります。
満了日まで2年分、前回の車検時にきっちり払っているのに、3か月早いとその期間分も二重で払うことになるのです。

自動車重量税は、還付されることはないので、これでは損ですよね。

遅すぎると車検が切れてしまうリスクがある

では逆に、車検満了日ギリギリに車検時期を設定した場合はどうなるのでしょう?

車検を受ける時期が遅すぎると、諸々のリスクがあります。

車検予約が混み合う時期に当たると、そもそも車検の予約が取れないという事態も起こり得ます。
また車検を受けることができても、車の状態に問題があった場合には、車検に通らず整備に出さなくてはなりません。

このように手間取っている間に、車検有効期限が切れてしまったら、車で公道を走ることができなくなってしまいます。

車検の時期が早すぎるのも、遅すぎるのも避けたいところですね。

車検を受けるベストな時期は?

車検を受けるベストな時期を考えるぶぅ〜ん

それでは、車検を受けるベストな時期は、結局、いつなのでしょうか?

有効期間満了日前の1ヵ月

車検を受けるおすすめの時期は、車検の有効期間満了日の1ヵ月前から、満了日までの間です。

この時期であれば、次回までの有効期間が短縮されることもありません。
車検証に記載されている有効期間から2年間の有効期間が確保される、と道路運送車両法で決まっているのです。

例えば、6月15日が車検の有効期間満了日の一般的な普通乗用車のケースを見てみましょう。
満了日3ヵ月前の3月15日に車検を受けると、車検を受けた日から2年間の有効期間となるため、次回の車検満了日は2年後の3月15日になり、およそ3ヵ月分の費用を無駄にしてしまいます。
これが満了日1ヵ月前の5月15日に車検を受けると、次回の車検満了日は2年後の6月15日となり、1ヵ月分が無駄にならないという仕組みです。
5月25日や6月10日に車検を受けても、次回の車検満了日は変わらず2年後の6月15日です。

1ヵ月前に受けても満了日ギリギリで受けても満了日が変わらないので、余裕をもって車検の準備をしたいところですね。

車検満了日の1ヶ月以上前と1ヶ月以内で受けた場合の違い



法改正により満了日の2ヵ月前から車検が受けられる

さらに、2025年4月1日施行の法改正によって、今までよりスケジュールに余裕をもてるようになりそうです。
車検を受けるのは「満了日前の2ヵ月の間」でも、新車検証の有効期限を、旧車検証に書いてある有効期限から2年間とする、という新たな決まりができたのです。
法改正の背景には、車検予約の取りにくさの改善や、整備士の労働スケジュールの改善といった理由がある、とのことでした。

前述のとおり、今までは次回までの期限が短縮されないようにするには、満了日前から1か月の間で車検を受けなければなりませんでした。
それが2ヵ月間に期間が延び、2025年4月1日からは「満了日前2ヵ月の間でも車検時期のベスト」になるのです。

先ほどの例で言うと、6月15日が車検満了日である普通乗用車の場合、4月15日から車検を受けても、期間が短縮されず、次回満了日が2年後の6月15日となります。

今までスケジュール調整が大変だった人も、少しゆとりをもてそうですね。

参照元:国土交通省
来年4月より、車検を受けられる期間が延びます〜 年度末を避けて余裕をもって受検をお願いします 〜

参照元:軽自動車検査協会
来年4月より、車検を受けられる期間が延びます

車検の予約に最適な時期は?

車検の予約時期を決めるイメージ

実際に車検を受けるための予約は、だいたいいつごろに取ればいいのでしょうか?

まず満了日を基準に車検を受けたい時期を決めます。
ベストな時期は前述の通り、満了日1ヵ月前です(2025年4月からは2ヵ月前からでもOK)。

その日取りの1ヵ月ほど前が、予約を入れる目安となります。

例えば5月中に車検を受けたいなら、ぜひ4月の間に予約を取りましょう。

車検は、一般的に年度末や連休前などに集中する、と言われています。
この時期は予約が殺到しやすいので、希望の日時が受け付けてもらえないこともあります。
早めに準備するよう心掛けましょう。

また、早期予約割引などの特典をつけている業者もあります。

受けたい日の2か月前や3か月前に予約をしておくと費用を割引してもらえる、といったサービスがあるので、お得な情報を集めておくとよいでしょう。

車検の予約について詳しく解説した記事もありますので、ぜひそちらもご覧ください。

車検の時期をずらす方法

カレンダーを覗く虫眼鏡

本来ならば上記で紹介したような時期に受けたいものですが、どうしても車検を受けることができないこともあるでしょう。

自分の仕事が忙しく、スケジュールの都合がつかない、ディーラーや工場などの予約が取れない、などの理由で、車検時期をずらしたい、と考えている人もいるのではないでしょうか。

法改正によって、少しゆとりをもって予定を立てられそうですが、それでも難しいときはどのようにしたらよいのでしょうか?

車検時期を早める方法

車検の時期を早めたい、というのは、車の所有者の自由です。
早めることに、法律的な問題はなく、早めることに関するルールは特にありません。

自分の都合で早めても大丈夫なのです。

3か月以上前に早めたいときは注意

2025年4月からは、前述の通り、期限の2か月前の間に受けても、車検費用支払いに関する費用的な無駄や損は出ません。

しかし、それより前の時期、3ヵ月以上前に早めるのであれば、次回車検までの有効期間が短縮されるため、自動車重量税などの無駄な出費が出てしまい、損をしてしまうことになります。

また、自賠責保険も、有効期限に合わせて設定されているため、車検の時期をずらすと、その期間分の調整手続きが必要です。

以上のような注意点を理解した上で、車検の時期を早めることを検討しましょう。

車検時期を遅らせる方法

早めることに対し、時期を遅らせることに関しては、法的な問題があります。
車検を遅らせるということは、一度車検が切れてしまうことになりますが、車検が切れたまま公道を走ることは、法律で禁じられています。
車検切れによって自賠責保険も失効することが多いので、事故が起きれば、多額の賠償責任を負わなくてはならない、という事態も起こり得ます。

また、体調不良や仕事など、個人的な都合では車検を遅らせることはできません。
過去には、災害や感染症などの理由によって車検を受けることが不可能だった場合、国土交通省が期間の延長を認めた事例がありますが、基本的に他の例外はありません。

どうしても車検を受ける時期を遅らせたい場合には、一度車検が切れた後で、車検を通す必要があります。
その際、車両の移動には必要な手続きをきちんと行うよう、十分に注意してください。

時期をずらすには時間や費用がかかるほかに、注意しなければいけないことが多くあるため、状況や目的に応じ、よく検討して決めるようにしましょう。

車検が切れたときの対処法

車検が切れたときの対処法を考えるぶぅ〜ん

やむを得ない理由で、車検が切れてしまった!という場合には、どう対処したらよいのでしょうか?

車検切れを放置し、そのまま運転することは、日本の法律によって禁じられています。
公道を走った場合は、「無車検運行」ということで、30日間免許停止の処分を受けることもあり得るようです。

その上、罰金や懲役という、重い法的処罰が科されることもあるので、車検が切れてしまった場合には、絶対に車に乗車しない、走らないということを肝に銘じてください。

車検切れに気づかなかった場合でも、これらの罰則は適用されます。

有効期限切れがわかったら、一刻も早く車検を受けましょう。
車検を受けるには、乗って車を走らせることはできないので、運輸支局や業者の整備工場に、何らかの方法で車を運ばなければなりません。

業者に依頼し積載車で運ぶ

車を車検に出すため、積載車で運ぶ方法です。
費用は多少かかりますが、車検が切れた車を運ぶには、一番合理的で安全な方法です。

車検を受ける業者に相談し、積載車での運搬を行っているかどうか聞いてみても良いでしょう。

レッカー車は、運ぶ車の後輪タイヤが道路に接していれば、法的には道路を走っていることになるため、特別な方法を取らなければ利用できません。

仮ナンバーを取得して自分で持っていく

車検が切れた時には、この方法で対処しているケースが多いようです。
仮ナンバーは、有効期間3日間ほどの、仮のナンバープレートです。

運転免許証や車検証、自賠責保険証明書などを持参し、各自治体の役所で決められた手続きを行えば許可が下り、一時的に公道で運転することができます。

仮ナンバーでは、どこへ行ってもいいというわけではなく、基本的に車検場への走行のみ許されている、ということには注意しましょう。
車検切れと仮ナンバーについては、下記の記事もあわせてご覧ください。

車検を受けるベストな時期は有効期間満了日の2ヵ月前になる

車検は2ヶ月前に受けるのがベストと伝えるぶぅ〜ん

2025年4月からの法改正で、車に乗る人にとって損が出にくい形で、車検のスケジュールを立てられるようになります。
計画的に車検の予定を立て、ゆとりを持って受けるようにしたいですね。

車検が切れてしまうと時間や費用も余分にかかってしまいます。
車検の期限は、日ごろからきちんと確認しておきましょう。

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