新車検基準「デイライト」での変更点は?

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更新日:2018/05/15 公開日:2018/4/3

新車検基準「デイライト」での変更点は?

2016年10月、日本でもデイライトに関する保安基準が明確化されました。 デイライトは日本車でも昼間の安全走行のために取り付けられる事例が増えています。 デイライトに関する保安基準の明確化により仕様が大幅に変更となったため、従来の基準のデイライトをつけたまま車検を通すことができるのか不安を抱いているドライバーの方も多いですよね。 今回は疑問の多い車検のクリア基準を確認していきましょう。

目次

デイライトとは何か。車検で気になる車の部品について知ろう

デイライトとは日中も安全に車を走行するため、また走行する車の位置確認のために使用するライトのことで、普及率の高いスモールライトよりも消費電力が少なくてすむため、日本でも少しずつ普及が進んでいます。
デイライトは1970年代に北欧諸国で研究が始まり、日本では乗用車ではなく救急車やパトカーが主に使用していました。
その後1990年代にはデイライトの使用が進んでいましたが、デイライトのみの光度では夜間の安全走行が厳しく、無灯運転と勘違いされてしまうという事例が増えたためデイライトの普及は減退していきました。
しかし、日中の車の安全な走行と視界不良による交通事故防止のためには、やはりデイライトを使用する必要があるため1995年からトラックが、色とりどりの派手なデイライトを取り付けはじめ、現在ではその普及が進んでいます。
このように、安全走行のために取り付けられているデイライトですが、2016年10月の法改正以降保安基準に移管する項目が明確化されたことにより、車検の際に問題になってしまう可能性もあります。そこで、車検における保安基準を確認していきましょう。
車検にパスするために、チェックしなければならない保安基準は2つあり、1つ目は道路運送車両の保安基準第42条で「自動車には、第三二条から前条までの灯火装置若しくは反射器または指示装置と類似する等により他の交通の妨げとなるおそれのあるものとして告示で定める灯火または反射器を備えてはならない」というもの。
2つ目は道路運送車両の保安基準第48条で内容としては後ろを照らすもの、光が橙色で上縁が地上から2.5m以下のものまたは光が赤のものは基準に反していると、という項目についてですが、側方等や尾灯などこの基準で判断できない例外があることも記載されています。 2016年10月の法改正以降の新基準には他にも、300カンデラ以下であるもの、点滅や光度の増減がないもの、フロントガラス上部に取り付ける場合は白以外の緑黄色または青紫色ではないこと、と明記されており、これらの基準全てを満たさないと車検を通すことができません。

保安基準を知ってデイライトの取り付け方や選び方に気をつけよう

2016年10月に改正されたデイライトの基準では
  • 従来の明るさよりもぐんと明るい400〜1,440カンデラの明るさ
  • 「白色の範囲」は、ケルビン数で言うとJIS規格の3,000〜7,000ケルビン以下
  • 夜間は幻灯または消灯
  • ランプの色は白のみ
という厳しい取り決めがあります。
また、デイライトを消灯させたり減光させたりする車の配線回路の変更などにも気を配る必要があります。
では、デイライト取り付け済みの車両で車検を通すための対処について知っていきましょう。
デイライトを使用しているドライバーの方の一般的な対処方法としてはデイライトのヒューズ(大きすぎる電流から電装品や配線を守るための部品)を切って車検を通すという方法です。
しかし、この方法では灯火の整備不良とみなされて、通すことができない可能性があります。運悪く車検の時に「整備不良」と判断され、車検が不合格となってしまった場合には以下の方法を推奨します。
  • 車高の基準にかからないように設置または点灯させる
  • デイライトをはずす
また、現実的には、車検を担当するディーラーによって判断基準が甘かったり、基準自体がしっかり定まっていない場合もあるため、どうしても車検を通したい場合は手段を選ばず「ユーザー車検か、指定工場に持ち込む」または「別の業者に依頼をする」ことをおすすめします。
また、車検だけして整備がないのが不安であれば、整備能力の高さに加えて、リーズナブルな費用の大手車検専門フランチャイズに整備を依頼するのもおすすめです。

「デイライト」基準のどこがどう変わったのか?

かつては現在のように昼間にも点ける「昼間走行灯」(デイライト)としての規定がなかった日本では、デイライトを日中の車両の存在アピールや視界の改善、または交通事故防止の為に取り付けるものと位置づけ「その他灯火類」の扱いとしていました。しかもその明るさも300カンデラ以下という決まりだったのです。
そのため、自分でカスタマイズをしてバンパーの開口部などにLEDをつけてデイライトにする場合でも、総じてあまり明るくないものしか車検を通すことができず、色もテールランプやウィンカーと見間違わないように、赤やアンバー色以外なら青でも白でも許可されていたのです。
しかし、2016年10月に保安基準が改正されてからは、「その他灯火類」ではなく「デイライト」の要件が明確化され、、400〜1,440カンデラの明るさにするようにいきなり規制されたのです。
これはヨーロッパの基準に合わせてのものでしたが、その後ヨーロッパでは、上限が1,200カンデラに改正されたため、日本でも再びヨーロッパ基準に合わせて1,200カンデラが上限となる可能性があると考えられています。また、デイライトの色は、青が規制され「白のみ」許可となりました。
また、「白色の範囲」をケルビン数で言うとJIS規格の3,000〜7,000ケルビン以下と決められています。あまりにケルビン数が上がると車検の検査員によっては、白ではなく青と判断され、車検に通らないということになってしまいます。
また、「夜間は消灯(または減光)しなければならない」という新基準がデイライトの新たな取り決めに沿って設けられました。これは従来よりも、デイライトのカンデラ数が引き上げられ、夜間に点灯していると明るすぎるためです。
また、そのためにいちいち手動でライトを消すのは面倒であり、安全性の問題もあるため、ヘッドライトやスモールランプ、フォグランプが点灯するのに合わせてデイライトを消灯・減光させたりする車の配線回路の仕組みをつくることも必要となります。そのためには、デイライトを「スモール連動」によって消灯させる「リレー配線方式」が推奨されます。また、点滅するようなデイライトは認められませんので注意が必要となります。

規制はデイライトの色や明るさ、取り付ける位置や面積にも

「デイライト」の取り付けの規定によると、デイライトの色(白以外)や明るさ(400〜1,440カンデラ)、さらに「白色の範囲」として、JIS規格の3,000〜7,000ケルビン以下という取り決めに改正されました。
しかし、車高に関する項目でも細かな取り決めがあり、高さとしてはランプの下縁が地上から250ミリ以上、上縁が1,500ミリ以下。それに加えて、ヘッドランプ上端より下側に入っていなければならないという細かい規定があります。つまり、デイライトがヘッドライトよりも高い位置にあると認められないということになります。
さらに横方向にも規定があり、幅が1,300ミリ以上の場合、左右のデイライトの間が600ミリ以上となっています。ちなみに幅が1,300ミリ未満の車は、400ミリ以上空いていなければなりません。
デイライト間の距離が決まっているように、あまり真ん中に寄せてデイライトをつけることはできないということです。しかし、車の車種によっては、開口部に取り付けが難しい場合もあり、場合によっては、樹脂を切るなどの加工が必要となるため、多少の手間が余分にかかる場合もあります。
また、デイライトのランプの合計面積にも規定があり、照明部の大きさが、25平方センチ以上で、200平方センチ以下という規定があります。ただしランプの形状には規定がないので、デイライトを並べてつけるということになると、合計面積がクリアしていれば、規定を守っているとみなされます。
しかしまだこれだけでは、車検をクリアできない場合もあります。それはデイライトのベースにある欧州の規格Eマークにあります。
2016年の法改正で、日本国内でも欧州仕様のデイライトをつけられるようになったのはいいのですが、デイライトを作るメーカー側は技術面で「協定規則 第87号」つまり、欧州規格で言えば、EマークのR87にのっとって作ることになるのです。
ここで、厳密にEマークが取れているランプを使えと言っているわけではないですが、「Eマークが取れているランプ(純正)と同等の性能を有していること」という取り決めもされているのです。
これには配光パターンが対向車を幻惑しないような、光の出方や分布の取り決めもされています。
とにかく、欧州仕様の「Eマーク」と同等のランプであるという取り決めが厳しいのです。
欧州の純正部品であれば、その基準を完全に満たしていると言えます。メーカー側が「Eマーク」を取得していれば、そのメーカーのランプを使っているというだけで、Eマークランプと同等の性能があるということの証明になります。

まとめ

ここでは、2016年10月の保安基準法改正以降、デイライトを搭載し入た車を車検を通すためのチェック項目をご紹介致しました。
いままで「その他灯火類」として、300カンデラ以下の非常に暗い規定だったのが、法改正以降はヨーロッパ基準に合わせ、その明るさや色、配置基準、夜間の消灯(減灯)義務までが大幅に変更になりました。
デイライトの明るさや色、配置基準などの項目を従来の基準に合わせていると車検に通らないこともあり得ますので、しっかりと新しい基準を頭に入れ、車検をクリアすることが肝心です。是非、車検を通るためのポイントを抑えておいて下さい。
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